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結果を変える直前期の勉強法(2)

前回は、あまり時間がない場合の受験校の傾向対策について説明しました。

今回は共通テスト後から国公立二次試験までの間にできることについて説明します。

40日後に受験する場合

共通テストから国公立大学二次試験までは約40日あります。

ここで受験生の皆さんに絶対に気をつけていただきたいのは、緩むことです。

共通テストまで張りつめて頑張っていた方でも、二次試験の準備期間中に緩んでしまう方がいらっしゃいます。

緩みは合格の可能性低下につながりますので、絶対に避けましょう。

基礎学力を向上させる

さて、では40日間でやるべきことですが、まずは基礎学力の確認・底上げです。

共通テストを受験してみて、改めて自分の学力の足りないところがわかった方もいらっしゃるかと思います。

また、共通テスト自体は無難にやり過ごしたものの、二次試験に不安を抱えているかもいることでしょう。

特に共通テスト準備期間中にふれていなかった数学IIIは早急に手当てするべきです。

短時間のうちに計画を立てて各分野をテコ入れしましょう。

出題形式別に対策を立てる

入試問題には、大学ごとの個性が現れます。

例えば英語ですと大問三問構成ですべて長文ですとか、英文解釈・長文・条件付き英作文・和文英訳とバラエティー豊かな構成になっているなどといったように、大学ごとに様々です。

この出題形式によって、準備内容が異なってきます。

あなたの受験校が一問1500ワード以上の長大長文を出題してくるのであれば、長大長文を毎日必ず一問以上解きましょう。

下線部和訳問題を出してくるのであれば、定番の英文解釈問題集を完璧にこなしたうえで、毎日新しい英文解釈問題にとりくみましょう。

図表を用いた説明を読ませたてから自分の意見を英語で書かせる問題を出すのであれば、同様の問題を毎日解きましょう。

問題の調達に困るようであれば、類似の問題を出している他大学の問題を探しましょう。

大学の入試問題にに対応するものがないのであれば、TOEFLやIELTS、TEAPなどといった試験の過去問にもあたってみましょう。

大学の出題傾向にかみ合った対策を立てることにより、あなたの得点力は確実にあがります。

直前期の受験勉強で二次試験の得点力を強化しよう

今から国公立二次試験までの40日間は本当に価値あるものです。

学校はほとんどありませんし、受験する私立大学の数次第では、一日平均10時間を学習時間に確保することも十分可能です。

学校がある場合の少なくとも倍、人によっては三倍勉強がはかどることでしょう。

これは、この40日間が通常の倍の日数、三倍の日数に相当することと同義です。

人によっては普段の4ヶ月分の学習をすることができるのです。

この期間の受験勉強で重要な点は二つです。

一つは基礎学力、もう一つは傾向対策です。

すでに述べた通り、共通テストから二次試験までの時間は決して無視していい長さのものではありません。

基礎学力をさらに高めたい方は必ずこの期間を有効活用してください。

傾向対策はあなたの基礎学力を、得点の形で十分に表現するためになくてはならないものです。

基礎学力は高いのに、本番でうまく得点できないということは十分に起こりえます。

年に一度しかない貴重な機会で、自分の実力を出し切れずに不合格になることだけは是非とも避けましょう。

直前期の受験勉強は、うまくやれば得点力を10%も20%も底上げしてくれます。

皆さんの健闘を祈ります。