大阪府立高校、特に文理科へ進学をお考えの皆様はすでによくご存じだと思いますが、英検2級資格は受験生にとって大変心強い味方ですが、取得するには少々コツがいります。 V-SYSTEMでは、医学部受験をはじめとする大学受験対策で培ったノウハウを駆使した英検対策授業を行っております。
英検2級資格は入試の強い味方
データで見る大阪府立高校入試:C問題と英検
最近では大阪府立北野高校や天王寺高校をはじめとして、進学実績が実に輝かしいものになっています。北野や天王寺はいわゆる文理科の高校で、あとで見るように大阪には10校ありますね。
その文理科では、入試の際に英数国でC問題というものを解かされますが、これがかなりの難問です。以下のデータを見てみましょう。
試験実施年 | 英語 | 数学 | 国語 |
---|---|---|---|
2016 | 62.8 | 44.2 | 52.5 |
2017 | 58.9 | 28.6 | 61.9 |
2018 | 56.6 | 56.2 | 63.0 |
2019 | 51.7 | 58.0 | 47.3 |
2020 | 52.7 | 41.3 | 59.6 |
2021 | 54.2 | 63.4 | 68.2 |
大阪府教育センター「大阪府公立校等学校入学者選抜学力検査(一般入学者選抜全日制の課程)における府立高等学校合格者の学力実態調査」平成28年度~令和3年度より
近年における合格者の平均得点率は、50%台前半です。合格者の平均得点率であることに注意してください。
次に英検の得点換算率を見てみましょう。
英検2級 | 英検準一級 |
---|---|
80% | 100% |
随分高得点に換算してくれるようです。英検2級をとっていると、無条件で英語は80%の得点率となるわけですが、C問題で80%を取ろうと思うとかなり大変そうです。
でも、この制度、いったいどれだけ利用されているのでしょうか。英検2級で80%も出すということは、英検2級はとても難しくてそもそもそんなに取得者数がいないのではないでしょうか。
試験実施年 | 制度利用者数 |
---|---|
2017年 | 344人 |
2018年 | 638人 |
2019年 | 940人 |
2020年 | 1,650人 |
2021年 | 2,290人 |
大阪府教育委員会「公立高等学校 入学状況概要」(平成29年度~令和3年度)より
2020年・2021年の文理科高校別の制度利用者数は以下の通りです。大勢の受験者が積極的に制度を活用している様子がうかがえます。
学校名 | 2020年 | 2021年 | ||
---|---|---|---|---|
英検2級 | 英検準1級 | 英検2級 | 英検準1級 | |
北野 | 280人 | 16人 | 317人 | 19人 |
天王寺 | 162人 | 4人 | 260人 | 8人 |
茨木 | 181人 | 0人 | 282人 | 3人 |
大手前 | 161人 | 5人 | 177人 | 2人 |
三国丘 | 93人 | 1人 | 179人 | 3人 |
豊中 | 110人 | 1人 | 178人 | 2人 |
四条畷 | 82人 | 0人 | 114人 | 0人 |
高津 | 74人 | 0人 | 88人 | 2人 |
生野 | 31人 | 0人 | 56人 | 0人 |
岸和田 | 23人 | 0人 | 44人 | 0人 |
大阪府教育委員会「公立高等学校 入学状況概要」(平成29年度~令和3年度)より
POINT
- C問題は難しい(近年の合格者平均が55%以下)
- 英検の得点読み替え率は80%から
- 受験生の多くがすでに制度を活用しています
英検2級はどれくらい難しいのか?
C問題が難しいということ、英検利用者が急増していることについてはご理解いただけたかと思います。それでは英検2級は簡単なのでしょうか?
英検2級は高校卒業程度の英語力を必要としますので、「単語・熟語のレベルは高く」「高校卒業レベルの英文法がベース」となっています。これに加え、C問題にない点として「筆記・リスニング・ライティング」に加えて「スピーキング」が入ってきます。要するに、簡単とは言い難いようです。
ただしこれはあくまでテストについてのお話しです。実は英検2級は高得点を取らなくても合格できます。従って、「特に英語はわかっていないけれど合格しちゃいました」という方が結構な割合でいらっしゃいます。
実は便利な英検2級
現在は通常の英検に加え、CBT、S-CBTの試験形式でも受験できます。大阪府立高校入試は一回だけであるのに比べてとても有利です。 CBT、S-CBTは指定会場でs、コンピューターを使って受験する形式です。リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングを1日で判定し、二次試験がありません。
C問題は問題のレベルが難しいだけでなく、試験時間が大変短いことで有名で、全問を解答すること自体が困難です。一方、英検では十分な時間が与えられ、すみずみまで注意を払うことができます。
驚かれるかもしれませんが、まじめに受験準備をしますと、相当高度な内容の文法事項を中学生はすでに扱っています。新しく学ぶ文法事項は、思ったほど多くないのです。大切なのは、基本をコツコツ学んで積み上げていくことなのです。
英検受験のメリット
年に最大6回受験できますし、万一英検2級を取れなくても、英語に対する意識がよい方向に変わるきっかけになります。また、英語力そのものが上がります。
英語は数学と並んで大学受験における最重要科目です。単に英語が得意になるだけでなく、英検を持っていれば受験の際に多くの大学で有利になります。
これからは海外だけでなく、日本国内でも英語へのニーズが高まってきます。今から10年後、20年後には英語ができる/できないによって、コミュニケーションをとることのできる幅が大きく変わっていることでしょう。
V-SYSTEMの英検対策クラス
大学受験対策ノウハウをコンパクトにまとめた授業
英検2級では高校で教わる文法内容も出てきます。医学部受験をはじめとする大学受験対策で培ったノウハウを駆使し、わかりやすくコンパクトにまとめてレクチャーします。
リスニングはただやみくもに量を聞いても伸びません。授業では自習にも役立つ効果的な練習法を実践していきます。ライティングは文法的に正しい文章を書くだけでなく、効率的に文章を組み立てる方法と文の内容について発想する技術を教えていきます。スピーキングは英検2級で特に有効な技術を教授します。
弱点を克服する演習
授業で学んだ内容は、十分な練習があってはじめて身につきます。演習では文法、英作文、リスニング、ライティングの練習を十分に行います。自分の弱点はなかなか気づかないものですし、弱点がわかってもどうすれば改善できるかわからない場合もありますが、この演習を通じて講師がしっかりフォローをしていきます。
毎日つづけられる環境づくり
V-SYSTEMでは受講者と講師のやり取りを大切にしています。学習の進捗についてもSNSを通じて毎日サポートしています。
授業・演習回数
集団指導は、各クラスとも週2回・月8回実施いたします。授業と演習は各40分で、同じ日に連続して行います。授業日時の変更や回数の変更が発生する場合は、その旨事前にお知らせいたします。
個別指導は、受講者に最適なオリジナルカリキュラムを作成して授業を行います。短期間で実力を上げたい方にお勧めです。
受講料
クラス | 参加資格 | 授業のみ | 演習のみ | 授業+演習 |
---|---|---|---|---|
英検3級対策 | 英検4級相当の学力 | 13,200円 | 8,800円 | 13,200円 |
英検準2級対策 | 英検準2級相当の学力 | 13,200円 | 8,800円 | 13,200円 |
英検2級対策 | 英検準2級相当の学力 | 13,200円 | 8,800円 | 13,200円 |
クラス | 参加資格 | 授業のみ |
---|---|---|
英検対策個別 | 短期間で英検2級を目指す方 高校受験に備える方 |
1回60分9,900円 |