共通テスト重視か、二次試験重視か
共通テストと二次試験、
大学受験生はどちらを重視して受験対策を練るべきでしょうか。
これは、受験生の志望校によって変わってきます。
大学合格で共通テストの配点が高いか、
少なくともその得点が二次試験以上に合否を左右しうるものなら、
優先すべきは共通テストです。
こちらはたいていの国公立大学と、
多くの医学部に当てはまります。
逆に、二次試験こそが合否の分かれ目である場合、
二次試験対策を優先する必要があります。
こちらは旧帝国大学をはじめとする難関国公立大学が該当します。
とりわけ東大・京大は、
はなから二次試験で合否を判断する姿勢が明確です。
自分の志望校や学部に合わせて準備を進めていくのが大事という点は変わらないのですが、
医学部のように共通テストが取れなければそもそも受験が難しくなるリスクがある場合、
共通テスト対策は大いに力を入れていく必要があります。
今回の共通テストは新課程のものになりますので、
準備には結構苦労することになるとは思います。
そのような場合は従来の過去問でも構いませんので、
タイムを計ってまとまった問題を複数科目解くことに慣れましょう。
できるだけ負荷をかけていくのがポイントです。
最後に重要な点を一つ。
共通テストでは正答率が大事です。
制限時間が短い中で高得点を取るには、
場数を踏む必要があります。
計算力一つ、処理速度一つとっても、
一朝一夕では上がりません。
もう9月です。
共通テスト準備を始めるのに、早すぎるということは言えません。
残り少ない時間の中で、自分にとって重要なポイントは何かを確認しつつ、
適切な対策を講じていきましょう。