共通テスト英語の語数が多い件
共通テスト英語のリーディング語数が、どんどん伸びています。
総ワード数は6,000を越えており、しかも増加傾向にあります。
センター試験時代の英語のワード数が4,000~4,300語程度でしたから、
実に1.5倍になっている計算です。
なぜこんなに語数が伸びているかというと、
共通テストの性質上、問題をそれほど難しく作れないため、
速読力で差をつけざるを得ないからだと思われます。
センター試験時代ですと、結局なんだかんだ言って知識で点差が出たのですが、
共通テストでは文法や発音・アクセントといった知識問題がありません。
リーディングは内容さえつかめれば何とか得点できる人がかなりいますので、
ワード数を伸ばすしか、点差をつける手立てがないということだろうと
私個人は見ています。
その甲斐あってか(?)、2共通テストのリーディングの平均点が低下傾向です。
2024年のリーディング平均点は51.54点でした。
長文を読むのに苦痛を感じる受験生にとってはまさに困った事態です。
ひょっとすると全文読まなくても高得点を取ることのできる裏技のようなものが
この世には存在するのかもしれませんが、
英語講師として教えられるのは幸か不幸か、
「普通に全文読めて理解できたうえで高得点が取れる」方法です。
まあ、これが一番強いのですが。
とりあえず共通テスト英語の練習法を一つご紹介しておきます。
① まず一つの長文を満点近くとれるように時間を測って練習する
② 一つの長文で満点近く取れるようになったら、二問で同じ練習をする
③ 以下、共通テストサイズになるまでこれを繰り返す
単純ですが効果的な練習法です。
毎日狙いをもって継続すると効果的ですよ。