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2025年「新課程」共通テスト<数学>

 「新課程」共通テストでは「情報I」の必須化をはじめ、各教科で大きな変化があることを見てきました。今回は数学を扱いますが、先に結論を申し上げますと、数学の出題範囲が拡大します。
 従来、数学は「数学I・A」「数学II・B」でした。
 これが、新課程になりますと「数学I・A」「数学II・B・C」となります(どちらも各70分です)。
 これまで共通テストで扱われてこなかった、「平面上の曲線と複素数平面」「数学的な表現の工夫」が、新たに共通テストの出題範囲に加わります。
 試験時間に対して問題量がどの程度になるかはわかりませんが、現時点でも時間内に解答しきるにはかなりの学力が要求されます。厳しめに見積もったほうがよいでしょう。
 文系の方にとっては学習範囲が広がりますので明らかに負担が増大しますが、理系の方にとってもリスクが増大することは明らかです。
 例年、共通テストの準備にてこずる受験生が後を絶ちません。直前になってあわてることのないよう、高校1年生からしっかり予定を立てて学習する習慣を身に着けておくことを心からお勧めいたします。