早く解けるようになりたい人がするべきこと
よく共通テスト演習や過去問演習をしている人で、
得点率より速度を優先し、
「何度か解いていれば自然と得点率も上がるはず」
と漠然と信じている人がいます。
もちろんそういうこともありますが、
何度やっても得点率が向上しないにもかかわらず、
同じやり方に固執するのは、貴重な練習問題の消費になるだけです。
今日は、どうやって共通テストや入試問題が
速く正確に解けるようになるのか、
その訓練方法について語っていきます。
【速度重視より理解重視が大事】
何度やっても時間内に解けない、得点率が上がらない、実力もついた気がしない・・・
このような場合、以下の二点をチェックしてみましょう。
① 時間制限を意識しすぎて、問題を丁寧に解いていない
② そもそもその問題を解く実力が身についていない
過去問演習では、
「問題を正確に解答する力」
と
「制限時間内で解ききる速度」
が共に必要です。
問題は、この二つのうち、どちらから手を付けるべきかをよく考えずに
問題演習をする際に起こります。
皆さん高い点を取りたいので制限時間内に焦って問題を解く傾向があるのですが、
優先してみがくべきは「正確に問題を解ききる力」です。
過去問を用意したら、制限時間なしで問題を解ききることに全精力を注いでください。
まず正しく解答する手順に十分慣れることが大事です。
その際、かかった時間は記録します。
得点率が十分であれば、これを繰り返します。
何度も過去問演習をしているうちに、
解答を作成する勘所もつかめてきます。
解答時間を記録することで時間の使い方もうまくなっていき、
実際の受験で解答するべき時間内におさまっていきます。
このように、「解答精度の向上」→「スピードアップ」の手順で
過去問演習を進めていきましょう。
【解答精度が上がらない場合の対処法】
上記のやり方で一向に正答率が上がらない場合、
そもそも基礎学力が十分に身についていない恐れがあります。
各教科の基本的な問題集を使って弱点分野を一つ一つつぶしていきましょう。