国公立大学医学部受験専門予備校
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情報活用の失敗について学ぼう

今年も医学部受験がひと段落つきつつあります。今は医学部受験予備校選びに忙しい方がたくさんいらっしゃることと思います。その際に頼りになるのが塾・予備校に関する情報です。
どの分野でも、情報は大事です。今は情報がたくさん手に入りますし、情報の時代とも言われます。受験は情報戦などということもよく聞きますね。

しかし皮肉なことに、情報に振り回され、一年後志望校に行けなくなるということも出てきます。これはぜひとも避けたいところです。今回は情報の失敗を避ける方法について考えたいと思います。

さて、一口で情報といいますが、実は三つの段階に分けられます。
  • 第一段階は収集で、生の情報を集めます
  • 第二段階は分析で、生の情報はここで実際に役立つものに組み立てられます
  • 第三段階は利用です
情報の失敗はこの各部分で起こります。
第一段階の情報収集での失敗は、正確な情報が集められないことにより起こります。
現在は世間で出回っている情報があまりにも多いため、受験生とそのご家族が正しい判断をするために十分な量の情報を集めるのは難しいでしょう。今は情報が多すぎるため、かえって何が頼りになる情報なのかが見えづらい時代といえます。
第二段階の分析の失敗は、分析技術不足や分析者の偏見により起こります。
受験について言えば、「みんないくからいい」「合格者が多いからいい」「授業がよければいい」「自習がたっぷりできればいい」などが代表的でしょう。一見もっともらしいのですが、難関校であればあるほど合格は難しいものですから、専門家の力を借りてよく分析する必要があります。
第三段階の利用における失敗は、せっかく生産された情報が、利用者の私的な希望によって活用されないというものです。
受験に例えれば、「Aさんは丁寧に個別指導で見てもらう必要がある」という答えが出ているのに、「友達も多いし大手予備校に行きたい」という希望によって無視され、結果として一年後志望校合格を逃すというものです。冷静に考えれば、「友達も行く」から「大学に受かる」という因果関係が成立しないことは、言うまでもありません。
このブログでは他にも受験生や学生、保護者の皆さんにもお役に立つトピックを取り上げていきます。他の記事でも役立つ情報を提供しておりますので、ぜひご活用ください!