学校ごとにこんなに違う! 大学現役進学者数
【京大合格者のうち浪人生は30%強】
昨日は北野、天王寺、茨木、三国丘、大手前各校の
京大・阪大合格者数を紹介しました。
改めて二大学の合格者数を掲載しておきます。

さて、昨今の京大・阪大の合格者に占める現役率はどれくらいかと言いますと、
京都大学は70%弱、大阪大学は約75%といったところです。
つまり、京大合格者の浪人生の比率は30%強、
阪大合格者の浪人生の比率は25%前後となるわけです。
各高校の合格者に占める現役率も、この数字から大きく逸脱してはいないといっていいでしょう。
【現役合格者の多い高校・少ない高校】
ここからは、各高校でどれくらいの生徒が現役で大学に進学しているのかを
調べてみましょう。
一つの基準としまして、現役生の国公立大学合格者数を取り上げてみます。
本当は2024年度のデータを使用したいところですが、まだ各校のデータが
そろっておりませんので、ここでは2023年のデータを使用します。
各校の現役生の国公立大学合格者数は以下の通りです。
北野高校: 192名
天王寺高校: 136名
茨木高校: 170名
三国丘高校: 176名
大手前高校: 103名
*大手前高校は京都大学・大阪大学・神戸大学・大阪公立大学の合格者のみ
ちなみに、合格したからといって全員進学しているわけではありません。
あくまで目安として見ていただければと思います。
やはり北野高校は現役の合格者数は多いですね。進学者数も国公立・私立合わせて
214名います。
対照的に天王寺高校は浪人生が多いのではないかと思われます。
合格者に占める浪人生の比率が高いうえ、現役生の合格者数が少ないことから、
そのように推測されます。
茨木高校と三国丘高校は現役率が比較的高い印象です。
大手前高校は確認できる大学数が限られるため、
先の4校と単純に比較できません。
ただ、合格者に占める浪人生の比率と、公表されているデータから判断する限り、
今回取り上げた5校の中では、天王寺高校と並んで浪人生数が多い学校であると
言えるでしょう。
今回は、公開されているデータから北野・天王寺・茨木・三国丘・大手前各高校の
現役生合格者数についてスポットを当ててきました。
各高校ごとにかなりカラーが違っていますね。
いろいろと参考にしていただければ幸いです。